30代までは特に運動していなくても肌に問題は無かったのに、40代になってから急激に衰えを感じるようになってきた、という人は少なくありません。40歳からの肌育には、運動が重要要素になってきます。米国医師会が主催するスポーツ医学会年次集会において、カナダのある大学で研究された、運動と肌年齢に関する実験結果が発表されました。
20代~80代の男女29人に3ヶ月にわたって行われたこの実験では、参加者の半数に週180分以上の運動を行わせ、残りの半数は逆に60分未満に制限する、という対照実験です。運動の内容は1回30分のウォーキング・自転車こぎといった有酸素運動で、最大心拍数が65%以上をキープする運動強度するように調整されました。
その結果、運動を続けたグループは男女ともに実験前と比べて角質層が健康になり、真皮層が厚く、みずみずしい肌が取り戻されていました。そして驚くべきことに、65歳以上の人に至っては、肌年齢が20~30代に近い状態になっていたのです。運動をしていなかったグループは、3ヶ月前と肌の状態に変化はありませんでした。
■40歳からの肌育、こんな運動から始めよう
このように、肌の状態に運動がダイレクトに関わってくる研究結果が発表されています。
運動強度が高いとは、息が上がってくる程度の運動を指します。
屋外で行うウォーキングや自転車こぎ以外にも、屋内ではスクワット、腿上げ運動、プランク等は運動強度が高めです。
時間や環境の問題で中々屋外に出るのが難しい人でも、まずは屋内で出来る運動から始めてみましょう。
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