■保湿成分を閉じ込めるクリーム
お肌は自らが分泌した汗と皮脂で皮脂膜を作りますが、加齢によりその分泌は減ります。
若いころはオイリーだった方でも乾きを感じることがあるでしょう。
40代はそんな乾燥しやすい年代です。
クリームの油溶性成分の割合は製品により違いがありますが、25~50%と乳液より多くなっています。
スキンケアの後の方に使用され、それまで肌に与えてきた保湿成分が逃げないように閉じ込める役割を担っています。
■保湿力の高い保湿成分とは
美容液も同様の働きを持っていますが、美容液が水分を保持することが得意なのに対し、クリームは水分の蒸発を防ぐようにできています。
高い油溶性成分が含まれているのはこのためです。保湿に重点を置きたいならばセラミドは欠かせません。
成分表示に「セラミド1」「セラミド2」と書かれているヒト型セラミドがおすすめです。
油溶性の成分で水分を保持しつつも水分を逃がしません。
他にはさらっとしたオイルのスクワランや濃厚なシアバターが配合されたものがいいでしょう。
■肌の悩みを改善するクリームとは
また、シワ、シミ、たるみなどのエイジングのサインを改善することを目的としたクリームも増えています。
シワ、たるみにはコラーゲンを増やすビタミンC誘導体が効きます。
毛穴の開きを引き締め、コラーゲンを生成するのでお肌にハリが出ます。
レチノールはターンオーバーを促進し、元気なお肌にします。
また肌の中にあるコラーゲンをサポートします。
抗酸化作用のある成分のビタミンE誘導体、アスタキサンチン、フラーレンなども効きます。
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